建材値上げラッシュの先を考える

2021.09.28

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今年の4月あたりから、にわかに話題となった「ウッドショック」。

実は昨年末にとある筋からその兆候はうかがっていたので、4月の段階で多くの工務店がはじめて騒ぎ出したのには正直驚きましたが、材料が手配できない、できてもかなり高額となっては、受注や契約に影響しないわけがありません。弊社のクライアントは地元材を使っているところが多く影響は比較的少なかったようですが、ここに来てさまざまな建材や商材が値上げラッシュになっており、そちらのほうがこれからの受注に影を落とすことになりそうです。

ウッドショックは「見積時に念書をもらっておく」みたいな対応で越えられましたが、建材の多くが値上げになってしまっては、そういう対応でしのぐわけにもいきません。はじめからそのくらいの予算があるお客さんから支持されるような状態にないと、急に仕事がとれなくなる可能性も高いといえます。

ひとことでいえば、これまで以上に二極化が進むということです。

富裕層・準富裕層・安定収入層か、それ以外か…こういう分類になると思われます。

これまで地域工務店が得意としてきた中間層の住宅取得は、ローコスト(または格安中古リノベ)に限られてくるのではないでしょうか?給与があがらないのに住宅の価格があがっては、コスト高な注文住宅は諦めざるを得ません。

規格型の家づくりで対応しようとしているところもありますが、きめ細やかな対応を売りにしてきた小さな工務店はその手のセミオーダー型の住宅を自社開発してもなかなか上手くいきません。

それは、そうした合理化したやり方は自分たちのUSPと対局にあるから。

お客さんから「そこ、なんとかなりませんか?」に応えてしまうため、結局注文と変わらなくなってしまうのです。

そうした状況が予想されるいま、みなさんになにか有益な情報を提供できないか考えていたのですが、すでに平均単価が4,000万円を超えているあるグループの責任者と出逢う機会があり、二極化した「上」の層から支持される家づくりを教えていただく約束をとりつけました。

会場は、そのグループに所属し、実際に結果を出している工務店さんのセミナースペースをお借りし、モデルハウスも見学いただくことで、体感として富裕層から支持される家づくりを学んでいただこうと考えています。

そのグループとは、重量木骨の家… 耐震構法 SE構法でおなじみの住宅ブランドです。

そして、そのグループの代表格というポジションにあるティンバーヤードさんに会場を提供いただくことになりました。

ティンバーヤードさんは、千葉市美浜エリアで家具ショップやレストラン、ミーレのキッチンスタジオなどを配した複合サイトを持ち、高感度なユーザーから絶大な支持を得ている工務店です。

頭で理解して、肌感覚で予算のあるお客さまの感覚を体感する絶好の機会だと思いますので、ぜひご参加ください。

日時 2021年11月4日(木) 13:00〜16:00
会場 ティンバーヤード 千葉県千葉市美浜区
講師 塚本浩史(株式会社アドブレイン代表)
   中川勝人(株式会社エヌ・シー・エヌ 「重量木骨の家」責任者)
   並木浩(株式会社コージライフ代表)
参加費 5,000円(税込)

申し込みはこちらからどうぞ。