ウェブリニューアル、する?しない?
2018.10.08
カテゴリ:ウェブリニューアル, ブランディング昨日は、ずいぶん昔に「とりあえず簡単でいいからウェブサイトつくって!」と頼まれて3P!くらいのサイトをつくったことがあるライフスタイルショップへ。
「スマホ対応するサイトにしたほうがいいとある方から言われたけどいくらくらい掛かります?」とオーナー夫人から打診されての訪問でしたが、よくよくヒアリングしてみると、「とりあえずウェブサイトがあるのだからお金掛けて直す必要あるの?」というのがオーナー(旦那さま)の考えらしい。
たしかに、「エリア+業種」の検索ではその業種が少ないこともあり2位で検索(タイトルにキーワードを入れてないにも関わらず!)されているので、わざわざリニューアルしなくてもという気持ちもわかります。
もちろん、スマホ対応させたり、https化させたりするのはやったほうがいいに決まっているので、現状のページは今の時代にあわせたほうがいいとは思いますが、ただスマホ対応させるだけでなく、これからどんなお客さんと出逢い、そのお客さんとどう歩んでいくのかを考えた上でホームページのリニューアルをするかしないかを決めてくださいと伝えてきました。
そのお店とは30年前からの古いつきあいで、価値観や世界観・ユーザー層も十分理解しており、リニューアルするのであれば潜在的な顧客の掘り起こしにもなるようなサイトをつくる自信はあるのですが、無理な説得はせず、オーナーの決断を待つことにして店を出ました。
ウェブの世界がよくわからないという世代にとっては、ウェブが万能なツールのような錯覚があり、ウェブでなにかすれば劇的な変化が生まれるという期待が膨らみがちですが、「誰」に「何を」伝えるかが決まらなければ、どんなにいいウェブサイトをつくっても意味がありません。そこを決めるのは経営者の役目なので、そこを決めていただいた上で、「どう伝える」かを考えたいと思っています。
しかし、タイトルにキーワードが入ってないにも関わらず2位検索されるとは…。10/3のセミナーでもレクチャーしましたが、古いSEO対策が効かなくなってきていることが如実にわかる事例でした。
※アイキャッチ画像はイメージです。(笑)