会津デザイン工房さん（福島県会津市）

なりたい工務店になるために。

福島県は会津に２つの拠点を持つ、会津デザイン工房さん。出逢いは数年前になりますが、満を持してブランディングをお願いしていただきました。（以下敬称略）

コンサルの指示とやりたい家のズレに悩む。

塚本：ブランディングを実施したのはついこの前ですが、桑名さんとは実はけっこう前から知り合いなんですよね。
桑名：そうなんですよね。かれこれ４年は経ちましたね。
塚本：あの頃は、若年層が好みそうなデザイン系の工務店のイメージがありましたが、そこから脱却したいという思いをもってらっしゃいましたよね。
桑名：あの頃は、当時つきあっていたコンサルティングから、「これからはこういう工務店がウケる」とか「もっと棟数を！」とか言われ、自分のやりたい家づくりとのギャップに悩んでいた時期でした。
塚本：桑名さんのお人柄からして、そういう工務店のイメージではないですよね（苦笑）
桑名：ほんと、すぐに塚本さんに頼めばよかったんですが、いろいろな条件が整わず…。でも、このままじゃダメだと思い、重い腰を上げたのが昨年の夏でした。
塚本：時間は掛かりましたが、その間に工務店学舎や住宅デザイン学校にも参加いただき、桑名さんがやりたい家づくりがわかったのはかえってよかったと思いますよ。

やりたい家づくりに向かえることができた。

塚本：イマドキのブランディングだと、ウェブサイトのイメージが核となるので、今回はまずそこからスタートしました。さっそく効果が出たようですね。
桑名：そうなんです。おかげさまでウェブサイトを変えてから問い合わせも急増して、うれしい悲鳴を上げています。
塚本：今回は住まい手取材や動画撮影をさせていただいたので、家づくりを検討するお客さんにわかりやすいウェブサイトになったと思いますね。あと、ロゴも変えていただいてよかった。ロゴマークは、ブランディングの肝でもありますから。かっこよさより、どこかほっこりするイメージを大切にしてリブランディングできたのが効果があがった最大の要因だと思いますね。ウェブサイトも、建物を見せるだけでなくお客さんの暮らしにフォーカスしたことで、「ここなら自分らしく心地よく暮らせる家ができそうだな」と思えるようなブランドが構築できたんじゃないかと思ってます。
桑名：途中でロゴまで変えて欲しいとお願いして正解でした。これで現場も増えてくるので、このあとは現場シートや看板などもお願いしたいと思ってます。
塚本：リアルとウェブ、SNSがうまく循環するようになるとブランドイメージが確立できますし、そのあたりは本来は一緒にやるべきものですから。
桑名：では引き続きよろしくお願いします。今回のブランディングでとにかく前に踏み出せたのが大きかったですから。