なぜ、クライアントにアーキテクトビルダーが多いのか?

スイスの風景

国内外問わず旅に出ては風景や町並みの写真を撮るのが趣味なわたくしですが、海外旅行からの帰りに成田空港から電車で都内に戻ろうとすると、毎回「なんで日本の町並みはこうなんだろう」と嘆かわしい気持ちになります。

これは以前住んでいた町で犬の散歩中に撮った一枚。

日本の地方都市にいくと、こんな町並みを至るところで見ることができます

大学時代地理学科を専攻し町並みを卒論の主題にしていたこともあり、常々「日本の町並みをなんとかしたい」と思っていました。そんな時に入社したのがOMソーラー協会。そこで奥村昭雄さんや永田昌民さんの家づくりに触れ、その思想を広めようとする地域工務店と出会いました。

こうした家づくりをもっと多くの人に知ってもらい、一棟でもその地域に「あ、こんな家がいいな」と思ってもらえる住宅を建てる会社を増やすことができたら、その願いが叶えられるのではないか…そんな念いで立ち上げたのが、このアドブレインという事務所です。

自分は家の設計はできないけれど、景観となる家づくりの大切さを伝えることはできる。その大切さを知ってもらう機会…セミナーを企画することもできる。ブランディングはそれを実現化するための一番の手法でもありました。

10周年記念パーティーの様子

なんの実績もないところからがむしゃらに日本全国を飛び回ってきましたが、気がつけばおかげさまで2016年に10周年を迎えることができました。

まだまだ日本の町に与えているインパクトは少ないですが、少しでも美しくするお手伝いができればと思っています。